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リスのつぶやき | 器と暮らしと食卓。手作りにこだわった器と雑貨のお店からお届けする日々のくらしのことなど。

食卓の風景に思う

いよいよ12月。冬の到来。
最近、新しく作った器を数点紹介します。


手前 黒土中皿  奥 三角皿 
サビカラ草楕円長皿 

この写真を見た友人から「美味しそう、食べたい」と言ってもらえると嬉しい。
食欲って、じわじわと体から湧き出てくる、パワーの源だって思ってる。
それを少しでも刺激できる写真を撮りたいって・・・。まだまだだけどね^^;

「一番おかあさんになれる冬」

某社のスパゲティグラタンのCMのキャッチコピー。
余談だが、私はどうしてもスパゲティグラタンというのが受け入れられない。
夫から再三にわたって「作って」と言われているが気乗りがしない。
グラタンといえばマカロニグラタンかポテトグラタンじゃなくては・・。
偏見なのかな。

スパゲティグラタンについてはさておき、「一番おかあさんになれる冬」という言葉につい反応してしまう私。
私にとって母=料理。子供の頃の甘い思い出といえば、まず一番に思い出されるのが食卓なのだ。

昔から食べることには貪欲だった。
クリスマスや誕生日のイベントの食卓はなおさらだった。
お手伝いがキライだった私が、イベントの食卓だけは違った。
ティッシュを紙ナプキンにみたてて折りたたみ、その上にナイフとフォークを並べ、グラスを並べ、椅子に登って背伸びして、いつもは使ってないペンダントライトの白熱球をともした。
白熱球の色が料理を美味しくみせることを子供心に知っていた。
テーブルが料理で埋め尽くされていくときの高揚感といったら・・・。

今回新作の撮影をしながらそんな子供時代の食卓の風景を思い出した。
白熱球の下で見る料理はやっぱり美味しそうに見えた。
特別なごちそうのにおいがした。

子供時代を振り返ると、甘い思い出よりも苦い思い出が先に浮かぶ。
臆病で、不器用で、頑固で、素直じゃない子供だった。
人前で本心を晒せなかった。小学校6年間、学校や友達の前で泣いたことはなかった。
悔しくて悔しくて仕方ないときはトイレで一人で泣いて何食わぬ顔で出てきた。
家族の前でも、そうだった。日記を隠し、泣き顔は隠し、一番言いたいことは言えなかった。
時々、唐突に感情をバクハツさせた。母に酷い手紙を送りつけたこともあった。
一人バスと電車を乗り継いで家出もどきをしたこともあった。半日で何食わぬ顔で戻った。
人から「まじめでおとなしいね」といわれるとすごく落ち込んだ。
「優しくて素直な子」「元気で活発な子」って言われてみたかった。
自分が思い描く憧れの自分と、現実の自分のギャップに落ち込み、望まれる人間になれないことに卑屈になってた。「個性」とか「マイペース」って言葉も知らない、子供の頃の話・・・。

そんな子供でしたが、食欲にだけはとても素直に生きてました(笑)
食べものを前にしたときだけは、自分の欲に忠実で、そして幸せだった。
母が毎日作ってくれる料理は美味しかった。
食事のマナーを注意されたり、色々小言を言われたり、嫌なこともいっぱいあったけど、ゴハンの美味しさはかわらなった。毎日美味しいご飯を作ってくれたことは感謝してる。
苦い子供時代の記憶の傍らから思い出す、温かい食卓の風景の記憶は、私をホッとさせ、そして必要以上にこわばってる自分の肩の力を抜いてくれる。私は大事にされてたんだ・・・と再認識する。

食卓の風景って、その人を形作るものだと思う。
だから大事にしたい。
できれば家族揃って、温かいご飯を囲みたい。
毎日じゃなくたっていい。
ただ、食事を大切に思う気持ちは忘れたくない。

長々と書きましたが、改めて、自分がかなり食事に執着してることが自覚できました(笑)
ちなみに昨日の夕食。


アシ絵焼き物皿  小飯碗 

豚汁にさんま。(それだけ?て言わないでね。)シンプルだけど旨かった?
3歳の長男と8ヶ月の次男が、サンマを取り合って食べてた。

今日紹介したお皿はSHOPにて販売中です。

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Posted by リスの木 on  | 0 comments  0 trackback
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